寝たきり予防はできる!
『寝たきりになるのは防げない』っと、思っていませんか?
私は、整形外科に勤めていた時から何人かの寝たきりになってしまった方を診てきました。
その中で気づいた点が、
『寝たきりになってしまう方には、必ず体からの危険信号がある』
のです。
つまり、その危険信号をしっかり自覚し予防すれば、ほとんどの方は、寝たきりを予防できます。
では、具体的に危険信号とその対策法を書いていきます。
1・普通に日常生活で体が痛くなる。
これは、筋力低下が結構進んでいることにより、日常生活に耐えられる筋力がなくなってきた証拠です。
この場合、無理に動くと余計に痛くなるため、まずは、当院のような接骨院などで治療することをお勧め致します。
そして、治療だけでは治らないため、痛みが出ないように運動をしていくことが大事です。
(ちなみに当院は、予防医学に精通しているため、この痛みが出ないように運動指導を段階的に行っていくのが得意です。)
この日常生活での痛みを薬や注射でごまかして、治療しても痛みが取れないほど筋力が落ちてしまうと、寝たきりを防止する方法はなくなりますので、早めにしっかりと根本的に治した方が良いです。
ちなみに、整形外科で『年齢によるものだから治らない』や『骨が変形しているから治らない』と説明を受けたものでも、当院で痛みが消えたり、楽になることはよくあります。
あきらめずに当院へ来てみてください。
2・歩いていてふらつく。転びやすくなった。
まずは、パーキンソン病など脳の病気を疑って、脳神経外科等で診断してもらうことをお勧めします。
脳神経外科等で、問題なしと言われたら、次に疑うのは、1と同じ筋力低下です。
1と同じ対策をしても良くならない場合、次に疑うのは、薬の副作用や血流障害です。
薬の副作用は、勝手に薬をやめてしまうと命にかかわる場合もあるので、まず薬をもらっている薬局や医師に相談することをお勧め致します。
血流障害の場合は、座りすぎや運動不足の場合がありますので、自覚がある場合は、安全にできる運動を行うことをお勧め致します。
3・食事の量が食べられなくなる。
これは、40代以上の方のほどんどが感じることかと思いますが、立派な寝たきりの危険信号です。
食事は、体を正常に維持するための材料です。
つまり、食事の量が減ると1や2が起きやすくなります。
また、食事の量が取れなくなるほとんどの要因が、運動不足です。
運動不足は、1や2につながりますので、危険信号なのです。
そして、40代以上でダイエットで食事を減らすのは、筋力を減らすことにつながるので注意しましょう。
ダイエットをしたい場合は、ごはんやパン・麺類などの炭水化物を減らして、肉や魚・野菜等のタンパク質・ビタミン・ミネラルはしっかり摂り、運動量を増やしましょう。
病気や手術などで入院後、食事が取れなくて痩せてしまって、『痩せてよかった』と思い、食事の量も減らしたままにしておくのは危険です。
医師から『痩せなさい』と言われてないのであれば、寝たきり防止の観点からは、食事の量も運動量ももとに戻す努力をすることをお勧めします。
寝たきりは、突然なるものではありません。(特定の病気やケガでなければ)
つまり、予防できるのです。
70歳過ぎてから対策を始めるととても大変です。
早めに対策を始めましょう!
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