食事に気を付けてスポーツ怪我予防!
『食事に気を付けてスポーツ怪我予防!』
≪スポーツ怪我予防塾②≫
当院では、時々怪我をした子供の母親より、
『うちの子怪我を良くするのですが、何か予防法ありますか?』と聞かれます。
もちろん、その子の性格や動きの特徴、筋力の量、柔軟性、睡眠時間などの生活習慣、遺伝、練習量や質、バランス能力や運動神経の伝達速度、体力、集中力、危険察知能力などあげればきりがないほど、個人差があるし、治せないものもあります。
しかし、気を付けられることもたくさんありますので、今日は食事について少し書きたいと思います。
5大栄養素、炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・ミネラルは以前から書いているし、義務教育で学ぶので知っていると思います。
そのうちの『炭水化物』について書きます。
脳のエネルギーは、『炭水化物』です。
炭水化物とは、『糖』です。
血糖値が下がると、脳の栄養が足らなくなる為、お腹が減りご飯を食べたくなります。
血糖値が下がりすぎ、脳の栄養が足らなくなると、頭がボーっとして集中力が低下します。
つまり、体の中の糖が少なくなると、集中力が低下し怪我をしやすくなります。
特に運動中は、エネルギーとしてたくさんの糖が使われるため、少なくなりやすく、ましてや脳が成長中の子供の脳は活発に働いているため、スポーツ中の糖分の補給が怪我の予防につながります。
ただし、ケーキやお菓子などの糖は、急激に血糖値を上げやすく、インシュリンなどの働きにより、逆に血糖値を下げ過ぎてしなう可能性があるため注意しましょう。
私のお勧めは、はちみつレモンドリンクやバナナ、おにぎりです。
怪我は突然起こりますが、予防できる怪我もあります。
予防できる怪我を予防するため、これからも怪我の予防法を書いていきますので、是非ご覧ください。