拮抗筋を鍛えてケガ予防!
『拮抗筋を鍛えてケガ予防!』
≪スポーツ怪我予防塾③≫
時々怪我をした子供の母親より、
『うちの子怪我をよくするのですが、何か予防法ありますか?』と聞かれます。
もちろん、その子の性格や動きの特徴、筋力の量、柔軟性、睡眠時間などの生活習慣、遺伝、練習量や質、バランス能力や運動神経の伝達速度、体力、集中力、危険察知能力などあげればきりがないほど、個人差があるし、治せないものもあります。
しかし、気を付ければ予防できるケガもたくさんありますので、今日は筋力バランスについて少し書きたいと思います。
人間の動きは、主動筋と拮抗筋という2つの役割の筋肉が働く。
(他にも固定筋・安定筋や共同筋、中和筋などいろいろな筋の作用のもと人間の動きは作られているが、今回は、2つの筋作用のみ取り上げます。)
主動筋は、動きを主に作り出す筋肉のことで、
例えば、肘を曲げる時の上腕二頭筋や、
椅子に座って膝を伸ばす時の大腿四頭筋などがある。
拮抗筋は、主動筋とは逆の働きをして主動筋の動きによりケガをしないよう、主動筋の働きを制御する役割がある。
例えば、肘を曲げる時の上腕三頭筋や、
椅子に座って膝を伸ばす時の大腿二頭筋などがある。
主動筋は、拮抗筋の制御能力内でしか力を発揮できない。
つまり、主動筋をいくら鍛えても拮抗筋を鍛えないと、主動筋の力を最大限発揮できない。
また、主動筋が拮抗筋の力を超えてしまうと、肉離れなどを起こしてしまうのである。
わかりやすくするため、最大の力を100%として説明します。
主動筋 と 拮抗筋 = 使える最大筋力
①70% 100% = 70%
②100% 70% = 70%
③100% 100% = 100%
①主動筋の力が70%であれば、拮抗筋がいくら強くても70%しか力を発揮できない。
②主動筋の力が100%であっても、拮抗筋が70%の力しかなければ、主動筋は70%の力しか発揮できない。
③主動筋も拮抗筋も100%であって初めて100%の力が発揮できる。
つまり、主動筋と拮抗筋をバランス良く鍛えることが大切である。
次回は、安定筋・固定筋について書く予定です。
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