安定筋・固定筋を鍛えてケガ予防!
『安定筋・固定筋を鍛えてケガ予防!』
≪スポーツ怪我予防塾④≫
時々怪我をした子供の母親より、
『うちの子怪我をよくするのですが、何か予防法ありますか?』と聞かれます。
もちろん、その子の性格や動きの特徴、筋力の量、柔軟性、睡眠時間などの生活習慣、遺伝、練習量や質、バランス能力や運動神経の伝達速度、体力、集中力、危険察知能力などあげればきりがないほど、個人差があるし、治せないものもあります。
しかし、気を付ければ予防できるケガもたくさんありますので、今日は筋力バランスについて少し書きたいと思います。
前回は、主動筋と拮抗筋という2つの役割の筋肉について書きましたが、
今回は、安定筋・固定筋について書きたいと思います。
最近、スポーツをしている方であれば聞いたことがある『体幹トレーニング』は、安定筋や固定筋とよばれる多裂筋や棘筋などを鍛えるトレーニングである。
例えば、手を挙げる時、肩の筋肉が一番最初に動くと思われがちですが、実は、体幹にある安定筋や固定筋とよばれる多裂筋や棘筋などが働き、体幹を安定させた後、肩の筋肉が働くのである。
つまり、肩が痛いと言っている方や、肩が挙がらないと困っている方の中には、この安定筋や固定筋が機能していない場合もあります。
また、安定筋や固定筋の筋力が少ないと、スポーツをする際、バランスを崩しやすくフォームが崩れやすいため、ケガを起こしやすくなります。
正しい体幹トレーニングをして、ケガ予防しましょう。
体幹トレーニングは、正しくしないと逆にケガをしやすくしてしまうのでご注意を!
次回は、中和筋について書く予定です。