体の衰えは、何歳からか知ってますか?
『体の衰えは、何歳からか知ってますか?』
≪スポーツ怪我予防塾⑥≫
当院へ草野球やフットサルなどで怪我をした患者様が来院されます。
ほとんどの方が、以前から痛みを抱えていて『来週大事な試合があるので、何とかなりませんか?』と聞かれます。
そのように聞くほとんどの方が、ケガの状態はこじらしており、試合までに治すのは不可能なため、テーピングや痛みを抑える治療で無理やり試合に出ることになってしまいます。
『もう少し早く来院してもらえれば・・・』と思うことが多々あります。
社会人になり、土日だけスポーツをしている方はとても多いと思いますが、『体の衰え』を考慮せずやっている方が多いため、ケガや痛みを発症してしまう方が多いです。
学生の頃のイメージで準備体操もろくにせず、全力に近いプレーをしてしまい、アキレス腱断裂や骨折など取り返しのつかないケガをしてしまうや、小さなケガをこじらせ、スポーツをすると痛みが出る体になってしまうなど、取り返しのつかないケガをしてしまします。
個人差はありますが、20歳くらいから筋力は低下(衰え)していきます。女性では、無理なダイエットなどをしていると18歳から衰えるというデータもあります。
筋力が衰えているのに、以前と同じようにプレーをすれば、体を痛めるのは当たり前です。
(ちなみに心肺機能は、16歳くらいから低下するそうです。)
プロの選手でさえ、歳をとれば衰えを感じて、思うようなプレーができなくなります。
以前、元プロ野球選手である工藤 公康さんの話を聞いたことがありますが、『40歳をすぎると1日練習を休んだだけで、体の衰えを感じるので1日も練習を休めない』と言っていました。
厳しい言い方をすると、『土日だけしか練習せずに、思いっきりプレーをしたいという考えが甘い』のです。
それは、マラソンも同じです。
フルマラソンで、タイムをケガなく上げたいのであれば、平日も計画的にトレーニングをしなければなりません。
当院では『トレーニング法の相談』などもお受けします。
悩んでいる方は、気軽にご相談ください。
次回は、普通の仕事をしながら、本気で草野球やフットサル・マラソンなどのスポーツをしている方にトレーニング法の提案をさせて頂こうと思います。